芸の道ははてしなく
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えっ?あれ、アルスじゃないの?
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カテゴリ:鍛冶娘のひとりごと( 2 )
背中
兄さまのつくるお料理はとってもおいしいの。
いちばん好きなのは、ムム汁。
でも、さいきんはつくってくれないの。
ムムを狩らなくなったから。

じゃぁじゃあ、わたしがとってくればつくってくれるかな?
うん、兄さまならつくってくれる。
だって、やさしいもの。

シロンの坂のしたで、ムムをいっぱいみたっけ。
あそこなら、わたしでもとってこれるよね。



兄さまのお古のグローブで、えいえいっとムムをなぐれば、
ほら、ひとつ、ふたつ、みっつ。
これだけ、あればたりるかな?

うーん、あとひとつ? うん、あとひとつ。



えいえいっ!
あれ? あれれ?
なんで、こいつしなないの!?
なんで、こんなにいたいの!?
いたっ!いたた…。

足ががくがくする…。
うでにちからが入らない…。なぐれない…。


このまましんじゃうのかなぁ。
兄さまのムム汁食べたかったなぁ。



ああ、兄さまのこえがきこえる。
見えるのは、おおきな背中。
なんておおきな背中。

だいすきな背中。

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by chiboru | 2008-06-05 23:16 | 鍛冶娘のひとりごと | Trackback | Comments(0)
大好きだったあの手。

ごつごつして、ざらざらしていたけれど、
ふれているのが心地よかったあの手。

春の日のおひさまのように、
小さかったボクの手を温めてくれていたあの手。

今はきえてしまったあの手。

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by chiboru | 2008-06-04 23:32 | 鍛冶娘のひとりごと | Trackback | Comments(0)