芸の道ははてしなく
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えっ?あれ、アルスじゃないの?
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マデリンにて
魔法士姉さんが、ベッドの中のこたんを揺り起こします。
芸人くんがきてるよ。
いっしょに狩りいこうって。
こたんはふとんを深くかぶったまま、身動きしません。
何度も揺するのですが、ふとんをしっかりつかんだまま。
魔法士姉さんがあきらめて、部屋を出ようとすると
いないって言って
小さな声がふとんの中から聞こえます。

魔法士姉さんは、待っていた芸人くんにそのまま伝えました。
いないって言って、だって。
あんたたち、またなんかあったの?
そう言われて、芸人くんは思いっきりうろたえてます。
ええっ? な…なんだろ…。
また、なんかやっちゃったのかなぁ。
芸人くんの動揺ぶりをみるに、本当に身に覚えがないようです。
また、こたんが勝手に怒ってるのね、きっと…と納得する魔法士姉さん。
それとなく、聞き出してみるね。
今日はごめんなさい。
芸人くんは、魔法士姉さんの言葉にちょっとほっとつつ、
お礼を言いながら帰っていきました。

魔法士姉さんは、こたんの部屋のドアをにらみつけながら、つぶやきます。
さて、戦闘開始…かな。
じゃぁ、なに?
芸人くんが、カップルを組んだのが気に入らないってこと?
こくん、とうなずくこたん。
自分だって、別の人とカップル組んでるじゃない。

あれは…賞品のバラがほしかったから。

芸人くんだって、ペット用にバラが欲しくなったんじゃないの?

それに、あんた前に言ってたじゃない。
芸人くんは、単なるパーティ仲間だって。
パーティ仲間が誰とカップルになったって、かまわない…


やだ!

…そんなのやだ…。
こたんの目からポロポロこぼれる大粒の涙を拭いながら、
芸人くん相手だとほんとに弱いのねぇ、とつぶやく魔法士姉さん。
とりあえずさ。
芸人くんと話してみたら?
バラ目的のカップルかも知れないんだから。


本当に、あの人のこと好きだったら?

だったら、あきらめるの?
こたんは、ぶんぶんと首を横に振ります。
じゃぁ、いってらっしゃい。
芸人くんって、あんたが催速かけてあげないと、かけ忘れちゃうんでしょ?
芸人くんも、あんたがいないと困ると思うよ。
しばらく考えて、こたんはこくんとうなづきます。
身支度を整えると、飛び出していきました。

飛び出しざまに、ふと気が付いた魔法士姉さんが尋ねます。
あんた、このあいだライムの露店市に出かけてたよね?
芸人くんを見かけたのって、ライムの露店市?
うん」というのももどかしく、駆けてゆくこたんの後ろ姿をみながら
魔法士姉さんがひとこと。
それクリックミスだよ…きっと。(^_^;



こたんは、最初にカップル相手の魔法士くんのところにかけつけます。
事情を説明すると、あっさり、でもちょっと残念そうに、カップル解消に同意してくれました。

つづいて、芸人くんにささやきを送ります。
マデリンの噴水前で待っています。
芸人くんからは、すぐに返事が返ってきました。
おっけー。今日もマリ姉さんところ行く?
それとも、ウッドウッドにしとく?
芸人くんの、いつもと変わらない様子に、少し気持ちが落ち着きます。
まず、最初にわたしが他の人とカップル組んでたことを謝らないと…。

あ、それより、今カップルいるかどうか訊く方が先かな。

ライムで、申し込んでるところを見ちゃったのは言わない方がいいよね。

ええと…
芸人くんを待っている間、どうやって話を切り出そうか、
どんな風に気持ちを伝えればいいのか、いろんなことが頭の中を巡ります。

ですから、まわりの景色は見えていませんでした。
おまたせ。
気が付くと目の前に芸人くん。





びっくりした、こたんの口をついてでた言葉。
こたん:芸人くん、付き合ってください!*^-^*



こうして、シィルツに一組のカップルが誕生したのでした。
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by chiboru | 2005-05-29 23:50 | シィルツ日記